- 本投資法人の資産運用会社である森トラスト・アセットマネジメント株式会社(以下、資産運用会社)は、資産運用業務における環境に対する配慮、社会への貢献及び組織のガバナンス強化といったサステナビリティ(持続可能性)向上への取組みが、中長期的な投資法人の投資主価値向上に必要不可欠であるという認識のもと、「サステナビリティ方針」を制定し、これを実践していきます。
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サステナビリティ方針
(1)温室効果ガス(GHG)排出削減と省エネルギーの推進
- パリ協定で定められた国際目標を支持し、気候変動の緩和に貢献するため、温室効果ガスの排出量をネットゼロとすることの重要性を認識し、 2050 年までのネットゼ ロを長期的目標として見据えた省エネルギーを推進します。
(2)循環型社会への貢献
- 節水や廃棄物削減のための3R「リデュース(廃棄物等の発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再利用)」など、限りある資源の有効活用の取り組みを推進し、持続可能な循環型社会実現への貢献に努めます。
(3)社内体制整備とコンプライアンス
- 本方針に基づく取り組みを効果的に推進するための社内体制を整備するとともに、環境・社会関連を含む法規等の遵守を徹底します。また、従業員に対し環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する教育・啓発活動を継続的に実施することで、従業員の意識・パフォーマンスの向上を図り、サステナビリティへの取り組みを推進します。
(4)⼈権の尊重及び多様性・公平性・包摂性(DEI)に配慮した職場環境の実現
- 「世界⼈権宣⾔」や「労働における基本的原則及び権利に関するILO 宣⾔」等の国際規範に基づき⼈権を尊重し、事業活動を⾏う国や地域の⼈権に関する法令を遵守して事業に取り組みます。また、年齢・国籍・性別・価値観・障害の有無によらず、従業員⼀⼈⼀⼈を尊重して、各個⼈がその能⼒を最⼤限に発揮できるよう健康で働きやすい職場環境作りに努めます。
(5)健康と快適性の増進
- テナントや施設利⽤者の健康・安全と快適性の向上を⽬指した資産運⽤を⾏います。
(6)気候変動・レジリエンスへの対応
- 気候変動がもたらすリスクと機会を識別・評価し、資産運用業務に反映させることにより、リスクと機会に対処するための気候変動への適応と緩和に関する取り組みを推進します。
(7)社外関係者との協働
- 運用不動産のテナント/入居者、プロパティ・マネジメント会社等の取引先や地域コミュニティといった社外の関係者との間に良好な関係を構築し、連携・協働していくことにより、建物の環境負荷の低減、テナント満足度の向上や地域社会の持続的な発展に貢献できるように努めます。
(8)情報開示
- 投資主、テナント、取引先等との良好な関係構築のため、本方針やサステナビリティに関する取り組み状況等の情報について、広く開示することに努めます。
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経営理念
- 資産運用会社は、「森トラストグループ」の一員として、不動産投資法人の資産運用を受託する役割を担うことを目的として設立されました。
社名に冠している「トラスト」とは「社会に役立ち、社会から負託を受けて長期に運用してゆく」という概念です。したがって、質の高い不動産運用を行い、付加価値を高め、社会経済の発展に貢献することを、企業経営の根幹に据えた事業展開を行うことが、私たちには求められています。
また、企業の経営理念として、「トラスト」の持つ概念を、より具体的に、次の4つとして掲げています。
・ 信頼性…委託者と受託者の信頼を基本とする。
・ 継続性…長期にわたって資産を運用管理し、信頼に応える。
・ 他益性…生み出した利益を社会や関係者と分け合い、共に発展する。
・ 社会性…社会に有益な事業を行い、社会に貢献してゆく。
さらに、資産運用会社は、この経営理念を実現する経営の基本方針として、「成長性」、「収益性」、「安定性」、「透明性」の4つを掲げます。このバランスの上に立って、社会からの負託に応えると共に、株主を初めとして、従業員、その他関係者からの期待、信頼に応えるために、永続的な企業経営に努めることとします。
永続的な企業の存続には、何よりも、高い企業倫理観に基づくコンプライアンス体制の構築とその確保が不可欠であり、各種法令に止まらず、社会規範、社内規程等の厳守が、日常の業務遂行の上で、私たちに強く求められていることを深く認識し、実行してゆかなければなりません。
資産運用会社の経営理念については、下記リンクをご参照ください。
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資産運用会社の経営理念